お役立ちコラム

遺品整理と心の整理について

家族や親しい人が亡くなった後、故人の家の片付けや遺品整理は、残された者にとって大切なプロセスです。物理的な片付けと共に、遺品に触れながら故人との思い出を再確認し、感謝の気持ちと共にお別れをする時間でもあります。この記事では、故人の家を片付ける際に役立つポイントと、心の整理を助けるヒントについてご紹介します。

 

1)遺品整理の前に心の準備をする

遺品整理を始める前に、まずは気持ちを落ち着けましょう。故人と過ごした日々が思い出される瞬間もありますので、無理をせず自分のペースで進めることが大切です。できれば一人でなく、家族や友人と一緒に行動することで、思い出話をしながら作業を進めることができます。

 

2)仕分けの基本ルールを決める

遺品整理や片付けを効率的に進めるために、まず仕分けの基本ルールを決めておくと良いでしょう。

  • 思い出として保管するもの

故人の大切な思い出が詰まった品々や、形見として家族が引き継ぎたいものは、しっかりと保管しましょう。写真や手紙、趣味で集めていたものなど、心に残る品々は、無理に手放さずに保管することも選択肢です。また、整理する際には、品物ごとにストーリーを話し合ったり、一緒に写真を撮って思い出を共有するのも良い方法です。

 

  • 家族や友人に譲るもの

故人の物の中には、家族や友人が引き継ぎたいと思うものもあるかもしれません。思い出や感謝の気持ちがこもった遺品を、家族や友人に形見分けとして渡すことで、故人を偲ぶきっかけにもなります。

 

  • 手放すもの

使う機会が少ないものや、状態が良くないものは感謝の気持ちを込めて手放す決断も必要です。このとき、リサイクルや寄付を活用して新しい持ち主に譲ることも一つの方法です。整理業者に依頼する際も、業者によってはリサイクルや寄付を通じて遺品を再利用するサポートをしてくれることもあります。

 

3)無理せず段階的に進める

遺品整理は、心身に負担がかかることも多いので、一度にすべて片付けようとせず、段階的に進めることが大切です。1日で終わらせるのではなく、少しずつ進めていくことで、思い出にしっかり向き合いながら作業ができます。途中で疲れた場合や、感情が高ぶったときは一旦休憩し、心の整理も並行して行いましょう。

 

4)専門業者の利用も視野に入れる

どうしても手が付けられない、または量が多くて負担が大きい場合は、遺品整理の専門業者に依頼することも検討してみてください。専門業者は、遺品の仕分けや搬出、供養のサポートなども行ってくれるため、心身の負担を軽減できます。自分のペースで整理を進めると同時に、専門家のサポートを受けながら進めるのも安心です。

 

5)最後に感謝とともに見送る

遺品整理を終えた後は、家が少しずつ新しい形に整っていくでしょう。この瞬間は、故人との思い出を大切にし、感謝の気持ちを込めて送り出す場面です。片付けた家が清々しい空間になることで、新たな気持ちで前へ進むための一歩となります。

 

終わりに

故人の家の片付けや遺品整理は、心に残る大切な作業です。一つ一つの品に込められた思い出を大切にし、無理をせず自分のペースで進めていきましょう。故人への感謝の気持ちを胸に、穏やかな気持ちで見送ることができるよう、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

また、当社では遺品供養も行っております。気になる方は一度お気軽にお問い合わせください。

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モノフルの想い

高齢者が増え続ける昨今、どんどんと空き家が増えてゆき、それに比例して廃棄物の量も莫大に増えていきました。
創業して15年、1万件以上のお家のお片付けをさせていただく中、モノにはそれぞれの持ち主の生きた証が宿っているように思え、それらを”廃棄物”として処理するのは偲びない気持ちが生まれました。
この生きた証たちを次の価値に変えることは出来ないのか?
そして廃棄物を減らすことは出来ないのか?
そんな中、海外にはこれらを待ち望んでいる人たちがいる事に気付きました。1つでも、誰かの思い出を次の思い出に変えたい。そんな想いから、廃棄するのではなく必要とする誰かに届けることで、社会貢献を目指すために、このモノフルをはじめました。
皆さんの生きた証を、次の持ち主にバトンするために。1件でも多くの家財整理を我々にお任せください。

代表取締役 大坂 良太