現代の仏壇供養と処分の考え方
「実家の仏壇をどう処分したらいいのかわからない」
「売却してもいいの?バチが当たったりしない?」
こうしたご相談は、近年非常に増えています。
少子高齢化や住宅事情の変化により、仏壇を引き継ぐ人がいない、そもそも置く場所がないといったケースが多くなり、仏壇を“売却”するという選択肢が現実的になってきています。
今回は、そんな仏壇の処分や売却にまつわる心情的な不安や疑問、そして現代の供養の在り方についてお話しします。
「仏壇を売る=バチが当たる」は本当?
まず結論から申し上げると、きちんと供養をして手放すのであれば、仏壇を売ることは“バチ当たり”ではありません。
仏壇は本来、そこに祀られているご先祖様や故人を供養するための「場所」であり、その目的が果たせなくなったときには、丁寧に供養を行った上で感謝を込めて手放すことが大切です。
現代では、僧侶による閉眼供養(魂抜き)をしたうえで、仏壇を回収・処分・買取するという流れが一般的になりつつあります。
現代における「供養」の考え方
昔は、仏壇を処分するという選択肢自体が「不謹慎」とされていましたが、今は故人の意志や家族の事情に合わせた柔軟な供養が尊重されるようになっています。
例えば:
菩提寺のない方は、合同供養(読経をまとめて行う供養)を選ぶ
宗派にとらわれず、感謝を込めて手放す形も増えている
仏壇を手放した後に、手元供養や納骨堂での供養に切り替える方も
このように、「供養の形」は多様化しており、大切なのは“想い”を込めて区切りをつけることなのです。
仏壇の“売却”は再利用という新しい供養の形
「仏壇を売る」というと、「お金に変えるなんて罰が当たりそう…」というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、近年では再利用・リユースという形で次の方に引き継がれるケースも増えています。
美しい細工の仏壇は、再生クリーニングを経て再販される
海外での仏壇文化の普及に伴い、輸出されることもある
修復して展示や保存対象になることも
つまり、丁寧に使われてきた仏壇が、新しい場所で再び大切にされるという流れができつつあり、「供養されたうえでの再利用」は、むしろご先祖様にとっても喜ばしいことかもしれません。
仏壇を売却する際の注意点
実際に仏壇を売却する際には、以下のような点に注意しましょう:
閉眼供養を行うかどうかを決める
→ 必須ではありませんが、心の整理にもつながります。
サイズや素材、状態を確認しておく
→ 査定額や搬出方法に影響します。
仏具や位牌の扱いも合わせて相談
→ 仏壇と一緒に処分・供養できるか確認しましょう。
当社の仏壇供養・買取サポート
当社では、仏壇に関する以下のようなご相談にワンストップで対応しています:
閉眼供養の手配(合同供養も対応可)
仏壇・仏具・位牌の回収と買取
状態に応じた査定、再生・再利用のご提案
搬出の困難な大型仏壇の運び出しもおまかせください
特に、「誰に頼めばいいか分からない」「宗派が分からない」といったお悩みにも柔軟に対応いたします。
まとめ:仏壇を手放すことに「感謝」を添えて
仏壇を売却することに不安やためらいを感じるのは、自然なことです。
しかし、それは「ご先祖様を大切に思う気持ち」があるからこそ。
現代では、供養のかたちは多様化しています。
“感謝の気持ち”を込めて、きちんと区切りをつけて手放すことで、故人やご先祖様の想いに応えることができるのではないでしょうか。
仏壇をどうするか迷われたら、どうぞお気軽にご相談ください。
ご家族の想いに寄り添いながら、最適な方法をご提案させていただきます。
高齢者が増え続ける昨今、どんどんと空き家が増えてゆき、それに比例して廃棄物の量も莫大に増えていきました。
創業して15年、1万件以上のお家のお片付けをさせていただく中、モノにはそれぞれの持ち主の生きた証が宿っているように思え、それらを”廃棄物”として処理するのは偲びない気持ちが生まれました。
この生きた証たちを次の価値に変えることは出来ないのか?
そして廃棄物を減らすことは出来ないのか?
そんな中、海外にはこれらを待ち望んでいる人たちがいる事に気付きました。1つでも、誰かの思い出を次の思い出に変えたい。そんな想いから、廃棄するのではなく必要とする誰かに届けることで、社会貢献を目指すために、このモノフルをはじめました。
皆さんの生きた証を、次の持ち主にバトンするために。1件でも多くの家財整理を我々にお任せください。
代表取締役 大坂 良太