お役立ちコラム

一軒家の遺品整理はアパートと何が違う?

親や親族が亡くなったあと、遺品整理という現実に直面するのは多くの人にとって大きな負担です。

特に、実家が一軒家だった場合は、その作業量と範囲に驚かされることも少なくありません。

 

アパートやマンションと比べて、一軒家にはどのような違いがあるのでしょうか?

この記事では、一軒家の遺品整理で気をつけたいポイントを「広さ」「物量」「屋外スペース」などに分けて、具体的に解説していきます。

 

広さと部屋数の多さで作業量が倍以上に

一軒家は、アパートに比べて圧倒的に広いのが特徴です。

居間、台所、寝室に加えて、客間や仏間、使っていない部屋がいくつもあるというのも珍しくありません。

 

また、収納も充実しており、押入れ、天袋、床下収納など、一見空に見える部屋でも意外と物が詰まっていることもあります。

気づけば、ゴミ袋が山積みになるほどの量になっていた……というケースも少なくないのです。

 

長年の思い出が蓄積された「世代を超えるモノ」

一軒家は、親世代、さらに祖父母の代から受け継がれていることも多く、

数十年分の物がそのまま残っていることがあります。

 

例えば、古いアルバムや子ども時代の学用品、年季の入った布団や家具など…。

「捨てていいのか分からない」と判断に迷う物が多いのも、一軒家ならではです。

 

自分では必要ないけれど、捨てるのに罪悪感がある。

そんな気持ちと向き合うことになるのも、この作業の難しさの一つです。

 

敷地内の“外のもの”も整理対象に

アパートでは見られない、一軒家特有のポイントがもう一つ。

それが、「家の外にあるモノの多さ」です。

 

庭の片隅にある物置や納屋、ガレージには、使われなくなった農具や工具が眠っていたり、

古い自転車や壊れた家電がそのまま放置されていたりします。

 

中には、池や井戸、プレハブ小屋の解体が必要になるケースもあり、

屋外の整理には体力だけでなく、業者への相談も必要になってきます。

 

ご近所への配慮も忘れずに

一軒家の遺品整理では、作業中の騒音や廃棄物の搬出などで、周囲への配慮が求められます。

特に、住宅密集地や道路が狭い場所では、作業車の駐車に気を使う場面も。

 

また、しばらく空き家になっていた場合は、近隣住民から「何が起きているのか」と心配されることもあるため、

できれば作業前にひと声かけておくと安心です。

 

一軒家の遺品整理で気をつけたいポイント

貴重品の見落としに注意

部屋が多く、物量も多いため、現金・通帳・保険証券・不動産の書類など、

大切なものを見落としてしまう可能性も高くなります。

 

とくに、タンスの奥や本の間、仏壇の引き出しなど、思いがけないところに入っていることも。

ひとりでやるよりも、家族で分担して確認すると安心です。

 

ゴミの分別・処分ルールを事前にチェック

地域によって、ゴミの分別や回収方法が異なるのも厄介なポイントです。

粗大ゴミ、家電、危険物などは、通常の回収では処理できないものも多いため、

事前に自治体のルールを確認しておきましょう。

 

自治体が対応していない場合は、専門業者に依頼することを検討しても良いでしょう。

 

仏壇や位牌など、供養が必要な品の扱い

一軒家には、仏壇や神棚、遺影など「処分する前に供養が必要なもの」も多く残されています。

 

こういった品物は、ただ捨てるのではなく、お寺や業者による「お焚き上げ」や供養サービスを利用するのが一般的です。

最近では、遺品整理とあわせて供養もお願いできる業者も増えてきており、手間と心の負担を軽減できます。

まとめ

一軒家の遺品整理は、部屋の多さや物量の多さだけでなく、屋外スペースや供養が必要なものの扱いなど、

アパートとは異なるさまざまな難しさがあります。

 

無理せず、家族と協力しながら一つひとつ片付けていくことが大切です。

どうしても難しい場合は、遺品整理・供養・買取などを一括で請け負ってくれる業者に相談するのも、選択肢の一つです。

 

心と体に負担をかけすぎないよう、上手にプロの手も借りながら進めていきましょう。

当社ではこれまで数多くの施工実績がございます。お気軽にお問合せください。

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モノフルの想い

高齢者が増え続ける昨今、どんどんと空き家が増えてゆき、それに比例して廃棄物の量も莫大に増えていきました。
創業して15年、1万件以上のお家のお片付けをさせていただく中、モノにはそれぞれの持ち主の生きた証が宿っているように思え、それらを”廃棄物”として処理するのは偲びない気持ちが生まれました。
この生きた証たちを次の価値に変えることは出来ないのか?
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そんな中、海外にはこれらを待ち望んでいる人たちがいる事に気付きました。1つでも、誰かの思い出を次の思い出に変えたい。そんな想いから、廃棄するのではなく必要とする誰かに届けることで、社会貢献を目指すために、このモノフルをはじめました。
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代表取締役 大坂 良太