庭や倉庫、納屋がある家の遺品整理のポイント
なぜ「外まわり」の遺品整理が重要なのか?
一軒家の多くには、家の外に物置や納屋、ガレージ、さらには庭や畑といったスペースがあります。
それらは生活空間とは異なり、使われないまま何年も放置されているケースが多いため、
中に何が残っているのか分からない、ということも珍しくありません。
「外はあとでいいか」と後回しにすると、
最後になって想像以上のボリュームと手間に驚かされることもあるのです。
倉庫・納屋でよくある遺品と注意点
大型工具・農機具などの処分が難しい
納屋や倉庫には、以下のような大型の物が眠っていることがあります。
耕運機・草刈り機・古い電動工具
石油缶・農薬・塗料などの危険物
使われなくなったスキー板や自転車など
これらは自治体では処分できないものも多く、専門の廃棄業者に依頼が必要です。
また、処分費用が高くなる場合もあるため、早めに見積もりや相談をするのがおすすめです。
中に“貴重品”や“思い出の品”が混ざっていることも
ほこりだらけの物置や工具棚を整理していると、
昔のカメラ、アルバム、古銭、記念品などが出てくることもあります。
最初から「全部ゴミだ」と思い込まず、一つひとつ丁寧に確認する姿勢が大切です。
価値がある物は、買取査定に出すのも選択肢になります。
庭・敷地内の見落としがちな場所
物陰に隠れたものに注意
庭の片隅には、風雨にさらされたままの物が積まれていることがあります。
古タイヤやブロック、木材
錆びた脚立や脚付きバーベキュー台
台車、プランター、不要になった建材
処分に手間がかかるうえ、放置すると害虫の温床や近隣トラブルの原因になることもあるため、
早めに撤去を検討しましょう。
池・井戸・石仏などの「処分しづらいもの」
昔の家には、庭に池があったり、石像や祠、井戸があるケースもあります。
これらは勝手に撤去できず、供養やお清めが必要になることもあるため注意が必要です。
石仏や灯籠 → 寺院での供養、専門業者の手配
井戸 → 埋め戻し前にお祓いが必要な地域も
地域や宗教の慣習を確認しつつ、専門家や地元のお寺に相談するのが安心です。
実は時間も労力もかかる「屋外整理」
室内よりもむしろ、屋外の整理の方が時間も体力も必要になることがあります。
以下のような準備も必要です。
軍手・長靴・防塵マスクなどの装備
大量の粗大ごみ処分の段取り
怪我や虫刺されへの注意
倉庫の屋根が崩れていたり、木材が腐っていたりと、危険が伴う場合もあるので、
無理に一人で作業を進めず、必要に応じてプロに相談しましょう。
プロに頼むときのチェックポイント
屋外の遺品整理は、専門の業者に依頼することで、安全かつスムーズに進められます。
依頼する際は、以下の点を確認しておくと安心です。
・外構(屋外)の片付けも対応しているか
・危険物や農機具の回収が可能か
・仏具や石像の供養や撤去にも対応しているか
一括で任せられる業者に頼むことで、手間も費用も効率的に抑えることができます。
まとめ|外のスペースこそ、最後に苦労する場所
一軒家の遺品整理において、倉庫・納屋・庭はつい後回しになりがちですが、
実は**「最後の難関」になることも多い**エリアです。
・予想以上の物量
・処分が難しい大型品や危険物
・思い出の品や供養が必要な物の発見
これらを踏まえ、室内だけでなく「屋外も含めて全体を整理する」意識がとても大切です。
大変な場合は、屋外対応も可能な遺品整理業者に相談することで、スムーズに、そして安全に進めることができます。
ご自身での整理が難しい場合や、屋外の片付けに不安がある場合は、
一軒家の遺品整理に対応した当社までお気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、現地の状況に合わせて丁寧にご案内いたします。
高齢者が増え続ける昨今、どんどんと空き家が増えてゆき、それに比例して廃棄物の量も莫大に増えていきました。
創業して15年、1万件以上のお家のお片付けをさせていただく中、モノにはそれぞれの持ち主の生きた証が宿っているように思え、それらを”廃棄物”として処理するのは偲びない気持ちが生まれました。
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代表取締役 大坂 良太